蟹退治日記 (神経内分泌がん治療記)

ドイツでの神経内分泌がん治療の日々を通して見たこと聞いたこと考えたことを綴っていきます。

晴れのち曇り

つい先日、仕事に復帰して以来初めての出張に行ってきた。私の住むドイツ西部からドイツ南部にある本社へ、たかだか飛行機で一時間なのだが、家を出て目的地に着くまでなんだかんだで五時間はかかる。頻便が多少落ち着いてきたとはいえ、不安はあった。

 

結果的には万事OKで、移動中にも、二日間の会議の間にも、便意に悩まされることは無かった。それはずばり便秘になったせいである。おそらく頻便の不安が腸にも伝わったのであろう。おかげで仕事もスムースに行き、懐かしい同僚達との再会を心から楽しむことが出来た。

 

しかし、帰宅後直ちにその反動がやってきた。

腸の調子がすっかり狂ってしまったようで、ひたすらトイレに通うはめになってしまったのだ。20回近くもトイレに駆け込んだ日もあった。(すごく辛かった)

このところ落ち着きを取り戻しつつはあるが、出張前と比べるとまだ多い。折角トイレの回数が減ってきたと喜んでいたのに、元の木阿弥という感じだ。

 

同じようなタイミングで天気も崩れてしまった。それまでは晴れ続きでドイツの美しい夏を堪能していたのに、このごろはずっと曇り、時々雨というところ。そうなると気温はぐっと下がり、朝方は10度を切ったりもする。

寒い。そして滅入る。

 

もしかしたら7月には出張がらみで日本に行けるかも、そこで会いたい人たちにも会えるかも、などと密かに考えていたのだが、今回の件ですっぱりあきらめた。たかだかドイツ国内の出張で体調が狂ってしまうのだから、日本出張なんてまだまだ無理なのだ。やはり、あせらず、気長に体調を戻していくしかない。

 

さて、こんな体調なので犬の散歩も淡泊なものになってしまった。歩く距離が短くなり、犬たちは物足りない様子。

 

もっと散歩に連れていけと熱い視線を送るお方。

あきらめムードのお方。

  

 また、晴れますように。