蟹退治日記 (神経内分泌がん治療記)

ドイツでの神経内分泌がん治療の日々を通して見たこと聞いたこと考えたことを綴っていきます。

ブロンド娘がやってきた

7月の下旬。私が大腸内視鏡検査を受ける3日前の話なのだが、ブロンド娘が我が家にやってきた。

 

仔犬のエミー。

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我が家には先住犬がおり、その名をモナという。同じ母犬から生まれた、同じ犬種にも関わらず、モナとエミーでは見た目も性格もかなり違っていて面白い。

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  • モナは2歳半の成犬であり、だいぶ落ち着いている。エミーは仔犬なので好奇心旺盛で遊び好き。

 

  • モナがのんびりしているとエミーがやってきてじゃれかかる。そしてモナに怒られるのだが、エミーが逆ギレしてモナに吠えかえす事もある。

 

  • モナが骨ガムなどのおもちゃで遊んでいると、エミーは必ずそのおもちゃを欲しがる。駄々をこねて、首尾よくそれをかすめ取ったりする。

 

  • エミーは人とのスキンシップが好きで、撫でてくれと言わんばかりに、よく体を摺り寄せてくる。甘え上手なのだ。

 

それぞれの特質、関係性は、まるで私の娘と息子のそれだ。娘(年上)がモナ、息子(年下)がエミー。年齢差がもたらす、極めてありがちな構図なのかもしれないが、そんな事を考えながら見ていると飽きない。

 

エミーが来たのとほぼ同時に、私の病気のごたごたが起こったわけだが、この新しい家族の一員は、我が家に笑いをもたらし、私たちを忙しくさせた。(トイレのしつけはひと仕事だ)ともすれば暗くなりがちな我が家の雰囲気を明るいものにしてくれた。偶然にしても、いいタイミングであったと思う。

 

さて、犬を飼っていると散歩は欠かせない日課となるわけだが、エミーが来てからは犬側からの圧力も強くなった。モナとエミーが熱い視線とともに「散歩に連れてけ」と念を送ってくるのだ。この時ばかりは二匹で組合でも作ったのじゃないかと思うほどの連帯感である。

そうして、私は今日も散歩に行く。

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