蟹退治日記 (神経内分泌がん治療記)

ドイツでの神経内分泌がん治療の日々を通して見たこと聞いたこと考えたことを綴っていきます。

九月の近況

早いもので、去年の7月に癌と診断されてから、いつの間にか一年以上経ってしまっていた。このところブログの更新が滞っていたが、健康上の理由では無くて、仕事の忙しさによるものなので、ご心配なく。

 

さて近況。

 

抗がん剤

半年に渡る抗がん剤治療がひとまず終了した。先ほどCT、MRIなどの検査を終えてきたところ。来週には結果がでるので、医者からは次の治療計画が提示されると思われる。抗がん剤の成果が出ていることを祈るのみ。

 

■ 眉毛

抗がん剤で禿げたのは良いとして、最近は眉毛まで薄くなってきてしまった。地味にショック。これで私もお公家さんの仲間入りだ。

 

■ 頻便

なかなか良くならない。人工肛門を閉じてから半年経った。本来ならばそれなりに良くなっているべきなのだが。人知れず直腸は良い仕事をしていたのだと、失ってみて初めて分かった。人工知能の研究は物凄い速さで進んでいるようだが、誰か人工直腸も研究してはくれまいか。

 

■ 仕事

組織変更で仕事量が増えてしまった。その上、以前と比べてパフォーマンスが落ちたので、仕事一つ片付けるのに時間がかかるようになった。結果的にとても忙しくなってしまっているのだが、時々は周りに甘えながらなんとかこなしている。

 

■ 新たなつながり

私の病気は神経内分泌癌という希少がんなのだが、先日「しまうまサークル@関西」という患者&家族会の運営者の一人であるベティちゃんが声をかけてくれ、このブログへのリンクを貼ってくれた。さしずめ、しまうまサークル@関西ドイツ駐在所である。

いつか京都の患者会にも顔を出したいと思っている。癌が見つかるちょっと前に京都に行っていたのだが、もちろん当時は神経内分泌癌(腫瘍)なんて知る由もなかった。

ところでなぜ「しまうま」なのか?東京を拠点とする患者会のサイト「しまうまねっと」ではこう説明されている。

「ひずめの音を聞いたら、シマウマではなく馬を疑えが定説」でも

シマウマかも?と疑わないと、見つからない病気だからです。

今後は同じ病気を持つ方々とゆるく情報交換などしていけたらと考えている。

ベティちゃん、ありがとう。